僕の今までの生き方的なプロフィールです

今僕は好きなビジネスをして、やりたい目標がいっぱいあって、大切な人に
囲まれてという本当にありがたく幸せな毎日を送っています。

 

毎日感謝が心からあふれてくるような、道に咲く花を見るだけで幸せに
なれるような幸せ体質の人間になってきたと思います。

 

でも、元々は自分のことが嫌いで、自信がなくて、いつも他人と自分を
比較して一喜一憂しているような人間だったと思います。

 

そんな僕でも一歩づつ、一つづつ経験してきたことで今の自分があると
思っていて、誰でも幸せになることってできるんだって心から思うんです。

 

もし今自分に自信がないとか、仕事がうまくいかないとかあっても、必ず
よくなっていくことはできると思うんです。

 

そんな風に思ってもらえたらと思って、かなり恥ずかしい過去ですが、
赤裸々に書いてみました。

 

よかったら読んでみてくださいね(^-^)

ある一冊の本との出会い 20代前半

 

 

思えば色々なことが今までもありましたが、

今日このようになっていった

最初のきっかけを思い出してみると、

やはり一冊の本の影響が大きかったように思います。

 

その本とは「金持ち父さん、貧乏父さん」という本です。

 

知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

当時英語が好きで通っていた

英語教室でこの本をこれから一緒に読んでいきましょうと

言われたことがはじまりでした。

 

最初はえ!?本?しかも英語で!?

と思ったのをよく覚えています。

 

ところが先生に解説を受け、ディスカッションを重ねるにつれて

その内容に魅かれていきました。

 

一番印象的だった言葉が『ラットレース』という言葉でした。

ハムスターが丸いサークルの中をカッカッカッって回りますよね。

あれのことなんです。

このことを

 

会社と家の往復の人生=『ラットレース』

 

に例えた表現なんですね。

 

この時僕はまさに学生から社会人になる時でした。

多くの先輩が社会人になって見せる顔が会社は大変、社会人は大変。

そんなことばかり聞いていたので社会に入る前から相当な逃げ腰でした。

 

早くこのラットレースから抜け出したい!!

もう戦う前からびびってました

 

びびっているから就職試験は大変でした。

受けても受けても落ちるんです。(;´Д`)

今思うとびびっているのが相手に伝わっていたんでしょうね。

 

ただ、その当時の僕はそれだけではなくどこか見栄っ張りなところがありました。

会社は一部上場じゃないと恰好悪いなとか、英語を使って仕事したりしている

方が格好いいしもてそうだなとか・・

 

今思うと下心満載なのですが、当時はそれがものすごく大切なことの

ように思っていて、それを失ったら生きていけないくらいに思っていた

感があります。

 

社会人になって 20代中~

 

 

 

社会人になると憧れの商社マンとなりました。

先ほども申し上げましたが、当時は周りからどう思われたいかという思いが強くて

商社マン=恰好いい=モテル。そんな動機が根底にあったと思います。

 

しかし、そんな逃げ腰の見栄っ張りで、人からの目線が気になる僕です。

仕事も相当大変でした。

 

今思うと仕事に心がこもっていないので傍からみていても助けたいと

思うような人間ではなかったと思います。

 

毎日、先輩写真、上司から叱責されて、会議では自分の仕事も把握できていないので
ブルブルと震えていました。

 

そこに上司からこれでもかってくらい突っ込まれて、しどろもどろのタジタジに
なっていたんですね。

 

飲みに行くとそこでも説教をされ、帰りのタクシーの中では「バカヤロー」と
顔を平手うちされと本当に大変でした。

 

でも今はなぜこんなに辛い毎日だったのかの理由がよくわかります。

自分を責めて、自分が嫌いだと内面の心を写すことが起こるからなんですよね。

もっと自分を好きになってあげて、いたわってって気づいて欲しい神様からの
愛なんだって今は分かったんですけどね。

 

不思議な出会い

 

毎日慣れない仕事に悪戦苦闘をしていた日、唯一の救いがあの一冊の本でした。

片時も離さず持ち歩いていたのを覚えています。

 

毎朝小脇にその本を抱えて通勤しているなか、ある朝、会社のエレベーターで

僕の持っている本に興味をもってくれたのでしょう。

『君、何の本を読んでるの?』

 

僕はその時これは本が引き合わせてくれた人に違いないと直感で思い

「『金持ち父さん貧乏父さん』っていう本の原書なんですよ」と答えのを今でも覚えています。

原書ってわざわざいうところがいやらしかったですよね。(笑)

 

いやいや、今では過去の自分も全て丸ごと受け入れていますよ(#^^#)

その声をかけてくれた人とはやはり縁があり、その後も色々とお世話になっていくのですが、

ある時ビジネスの誘いを受けます。

 

『すごく豊かになるし自己成長できるビジネスがあるよと』

 

今思うと超怪しいのですが、まぁ今の環境から逃げ出したい気持ちが

強かったんでしょうね。やってみることにしました。

やってみようとするまでも逃げ腰ですからだいぶ時間はかかったんですけどね。

 

それはフルコミッションの営業のお仕事だったのですが、これを本当に一生懸命やりました。

とにかく成果を出さないと1円も稼げないのですから必死でした。((+_+))

 

1年たって泣かず飛ばずでしたが1年半ごろから少しづつコツがわかり始めて

徐々に成果が出せるようになりました。

 

でも自分の中で自分への成功の許可、自分がものすごく豊かになって

幸せになることへの許可がおりなかったんだと思います。

 

表面的には豊かになることを望んでいるんですけど、心の奥の方がGOサインを

出してくれないんですね。

 

その時は少しづつ内面も変化していましたが、逃げ腰人間だったとか過去の

うまくいかなかった思いがまだまだ引っ張っていたんだと思います。

表と裏で考えが一致していませんから厳しい状況が続きました。

最後には燃え尽き症候群になって全くやる気が出なくなってしまったのです。

 

生き方を変える20代後半~

 

燃え尽き症候群になり何もやる気がおきない自分。

この時は20代後半のいい年でしたが、先立つものがなく

実家で厄介になっていました。いわゆるニートですね。(;^ω^)

 

「親にも心配かけて、俺何やってるんだろう」

「このままじゃ俺ダメになっちゃう」

 

毎日そんな風に思っていました。

だから、人生に絶望を感じている人の気持ちって痛いほど分かるんです。

 

とにかく外に出よう。散歩だけでもしようそう思って家の近所を散歩しました。

近くに住宅展示場があったので、綺麗なお家を見れば気持ちも晴れるかなと

思って行きました。

 

営業マンが出てきて何か説明をしてくれるんですけどバツが悪いんです。

だってニートだし、お金ないし、全然買えないし。( ;∀;)

 

何軒か回る中で大体どこも営業の方が名刺をくれるんですけど、

その中の1軒でインテリアコーディネーターという肩書の名刺をもらったんです。

何か今でも覚えているんですけど、何となくその名前に魅かれたんですね。

 

早速その足で近くの図書館に行き、『インテリアコーディネーター』に

ついて調べてみようと思ったんですね。

 

調べてみると結構興味が出てきてもしかしたら俺はこういうことがやりたいんじゃないか

って思ったんです。

 

それからはとにかくインテリアの仕事がしてみたいと思い、いい年の未経験であるにも

関わらず色々なインテリアショップにいって自分が働けそうな雰囲気のお店か

見たりしたんですね。

 

ここ採用していますか?なんていきなり聞いたこともあります。

そんな中ある一つの採用面接を受けたのですが、ここでボコボコにうちのめされます。

 

「いい年して今まで何やってきたんだ君は!」

「君みたいなのは社会の役に立たない」

 

そんなようなことを言われて目の前が真っ暗になったのを覚えています。

あの時はショックだったなぁ~

 

でも、商社時代の自分だったら間違いなく心がくじけてもう行動できなく

なっていたかもしれないけれど、ビジネスを通じて考え方が少しづつ変わっていた

せいか、とにかく次の面接もあるし、気持ちを切り替えていこう。

そう思ったんですね。

少し成長を感じた瞬間でした。

 

実はその面接というのが自分の中の本命だったんですけど、もうその面接

の時は逃げ腰だった僕とは全く違って

 

「30前のいい年ですけど、僕には何もありません。やる気だけはあります」

 

その思いだけ伝えました。

 

逃げ腰、見栄っ張りの僕とはだいぶ変わってきたんですね。

結果は・・・

見事採用!!

 

ここではみんな優しくて、親切で天国のような職場でした

ここでつらくあたられ、厳しくされていたら社会復帰はできなかったかもしれません。

神様は本当にちょうどいい場所を用意してくれるんだなと心から思うのでした。

 

店長時代 30代前半~

 

明るく前向きにいるとチャンスってやってくるんですね。

こんな未経験の年のいった僕に会社は店長に指名してくれました。

この時は本当にうれしかったですね。

 

と同時に店長経験なんてないんですからすごくプレッシャーも感じました。

僕は見栄っ張りちゃん。

 

すごいと言われたいという思いが強かったんですね。

店長として苦い経験をすることになります。

 

少しいい気になっていたのもあったのかもしれません。

こんな風に思ってお店の運営をしていたんです。

 

みんなの営業力、販売力を高めて一番の売り上げを作ろう。

それでそのノウハウを伝えていけるようになりたい!

 

今思うとこんな風に上から目線でみんなを変えようなんて

思っているんですからスタッフから見て「なんだこいつは」ってなりますよね。

 

おまけに店長なんてやったこともないからお店の基本的なことも分かって

いなくてサブリーダーの怒りばかりかっていました。

 

でも、本当に一生懸命やりました。店長関連の書籍を読んで、その道で有名な方の

コンサルを受けたりとしましたが、うまくいかないんですね。

 

今はその理由がはっきりとわかりますが、当時の僕は何でこんなにやっているのに

店がうまく回らないんだろう。スタッフと壁があるんだろう。

こんな風に毎日思っていました。

 

スタッフがもっとこうなればと思い、心から承認するわけでなく、

付け焼刃的に教わったスタッフにありがとうと言おうとかやっていましたが、

根柢のところが売上一番で、その手段としてスタッフをほめようという考えですから

なかなか慕われなかったんですね。

 

そんな中でも慕ってくれるスタッフもいたんですけど、今思うとその方の方が

何枚も上手だったんですね。

 

こうして色々と努力はしているけれどもがんばればがんばるほどスタッフとの

溝が広がりある時こうなります・・・

 

店長降格!!!

 

いやーショックでした。

再び目の前が真っ暗になりました。

俺の人生は変わり始めた、周りにも認められはじめた・・・のに・・・なぜ??

 

ですが、心のどこかでほっとする自分もいました。

だって自分の居場所がないというかとても孤独でしたから。

 

ちょっと横道に反れますが、当時よく言われていたことがあります。

リーダーは孤独だよ。

 

本当に孤独でした。なんか全然みんなとつながっていない。

こういうものなのかと思っていましたが、でも、本当にそうでしょうか。

 

多くの世の中の方はそうだとおっしゃるかもしれません。

でも、あれから8年の歳月を経て色々な経験を積んだ今こう思います。

 

「リーダーは孤独」は間違っている

 

やっぱり好かれていなかったら自分の何かが間違っているんです。

だってしっかりとスタッフからも信頼されて愛されているリーダーは

いますからね。

 

そして、どんな人が慕われるのかというのも分かってきた気がします。

大分脱線してしまいましたが、店長降格となった後、どうなっていくんでしょうか

 

「店長降格」からまたチャンス到来!?

 

店長降格ってあんまりないというか前代未聞だったらしいです。

見栄っ張りな僕がまだ残っていたので店長という肩書きがなくなる

のは最初は辛く周りから冷ややかな目で見られるのかと思うと

怖かったのですが、内面が少しづつ変わって来ていたんですね。

 

昔の自分だったらおそらくぺしゃんこにうちのめされて逃げたくなって

いたと思うんですね。

でも、この時、こう思いました。

 

「このことをしっかりと受け止めよう」

「与えられた環境でまたがんばろう」

 

こんな風に思ったんですね。いやーこうやって振り返ってみると

少しづつですが、成長しているなぁと思います。 

 

こうして古巣のお店に戻り、仲のよかったスタッフと再び仕事をすることに

なりました。

こんな風に思っていました。

「一スタッフとしてしっかりと販売していこう」

 

こんな風に前向きにいると神様って本当にいるのかまた水を得た

魚のように仕事が楽しくなっていきました。

 

新たにスタッフに入った方がインテリアのプロだったことも

あってその方から立体図を描いてお客さんに提案したりすることも

教えてもらいました。

 

自分が店長降格の悲劇の人間だって思っていたら、こんな風に思っていたと

思います。

 

「きっと周りは俺のこと馬鹿にしてるんだろうな」

「あの人店長降格だってとか陰で言っているんだろうな」

 

本当に自分が源といいますけど、自分の心次第で捉え方、現象は

変わってしまうんでしょうね。

 

でも、たまに店長降格でかわいそうなんていう方もいましたが、

そんな時はこんな風に答えていました。

 

「実力不足だから仕方ないです。今できることやります」

 

段々いうことが恰好よくなってきましたよね。

 

改めてこうやって振り返ってみると考え方が変わってくると

言うことが変わってくるみたいです。

 

そうこうするうちにお呼びがかかるんですね。

あっちのお店人が足りないから行ってくれないか。

 

あっちのお店新店舗で慣れている人がいないから手伝いに行ってくれないか。

また店長降格したにも関わらず、店長を助けてほしいなんて言われるように

なりました。(^^♪

 

この時は「全てを天がくれたチャンスだと思っていきなさい」というようなことを

本で読んでいたので「はい、はい!」というように言われたところに

いくようになりました。

 

この時からでしょうか。

わらしべ長者みたいな生き方になっていったのは・・・

そして、この時はこの後の大きな変化をまだ知る由もなかったです。

 

インテリアから一転ケーキ屋さんに!?

 

とても皆に大切にされて充実していたのですが、何となくインテリアは

自分の中でやりきった感を感じていたんです。

 

「毎日充実しているけど、何か違いが欲しいかも・・・」

こんな風にも思ってきていたんですね。

 

そうして過ごしている内にある時お世話になっていたマネージャーから

一本の電話がかかってきました。

 

「近いうちお店に行くからよろしくね」

 

「わかりました」とはいいながら、電話を切った時に思ったんです。

 

インテリアの時にお世話になっていたマネージャーでしたが、数か月前異動して

スイーツ部門のマネージャーになっていたからでした。

スイーツの方が俺に何の用だろう?

そう思ったんですね。

 

そしてその日が来たんです。

なんとその方だけなくもう一人インテリアのマネージャーもいました。

 

一体なんだろう?!

また何かやらかしたのか?とか色々と不安がよぎります。

 

するとスイーツのマネージャーから開口一番ケーキ屋の店長にならないか?

 

え!?

 

け、ケーキ屋ですか!?

自分の人生の中でお菓子屋さんになるなんて一度も思ったことが

なかったんです。

だって小さい女の子の憧れのお仕事でしょ(笑)

 

それを30過ぎの男が!?

 

実はこの時インテリアのマネージャーからもお誘いがあったの

ですが、こんなことを斎藤一人さんの本で読んでいたのでその通りに

しました。

 

「お世話になっている人の恩を忘れちゃいけないよ」

この考えが頭にインプットされていたんですね。

 

この方Wさんには結婚式で挨拶までしていただいていたので

本当にお世話になっていたんです。

Wさんがそういうなら。

そう思って憧れだったインテリアから一転ケーキ屋さんになりました。(^◇^)

 

あまーいケーキ屋さんの毎日のはずが・・・激辛、激熱!?

 

来た船に飛び乗り、ケーキ屋さんの店長となりましたが、あま~い

ケーキとは裏腹に超きつい毎日が待っていました。

 

インテリアと違って、高校生のアルバイトの子とか主婦の方とかしか

いないので、シフトが組めな~い、人がいな~い ((+_+))

 

でも、お店閉めることできないので店長の僕がずーっとお店に出るんです。

休みが全くないんです

 

あー2週間ぶりの休みだーみたいな。

あー14連勤だーみたいな。

 

バイトの子が来る夜まで一人みたいなこともままあって、ってことは

トイレも行きたい時にいけな~い((+_+))

休憩もできな~い

みたいな感じなんです(笑)

 

だからお店で働いている方たちの気持ちってすごくすごーくわかるんです。

だからすごく優しくしたいんですね。

 

こんな気持ちになれたのもその経験があったからこそかもしれないですね。

でも当時は本当にきつかったです。

 

実はこれよりももっときついことがあったんですね。

何だと思います?

 

スタッフとの軋轢です!!

 

何か今まで僕が付き合っていたような方たちとは全然違って

みんないじめっ子みたいなお姉さん、おばさんみたいな感じで

こわーい!!

 

陰でひそひそ。誰かいなくなれば悪口のオンパレード!

当時の僕は少しづつ成長はしていましたが、まだ他人から否定される

のが苦しくて怖くて仕方のないレベルでした。

 

今はしっかりと問題に向き合う勇気が前よりもあるので話を聞いたり
するのが大切だって思っています。

 

でも当時は大分前向き人間ではあったけど、そこまでのタフさはまだ

なかったんですね。

 

おまけにケーキ屋さんの仕事ってあのデリケートなケーキを扱って、

焼き菓子なんかはプレゼント用にリボンかけたりするんですね。

 

それでお恥ずかしいんですが、僕は手先が全く苦手でそしてがさつでして((+_+))

だからスタッフから突っ込みどころが満載なわけです。

 

苦手な物だらけなのに、いきなり店長ですからね。

おまけに怖い人たちですからね(笑)

どうなるかわかりますよね(笑)

 

毎日いばらのプールで泳いでいるようなもんなんです。

しかもお休みなし((+_+))

 

その時こんな風に思っていました。

あぁ、折角いい方向に動き出したと思ったのに、辛いあまりに辛すぎる・・・

なんですが、実は今ではこの時の経験が宝になっているんです。

神様はこのいばらのプールの中に宝物を置いていてくれたんです。

 

一体宝とは何なのか?

その宝に気づくまではまだ時間がかかりましたのでおいおいお話ししていきましょう。

 

話は戻りまして、そんなこんなで辛い毎日を過ごしていたのですが、

当時少し前から初めていたことがあったんです。

それが、

 

天国言葉を唱えるということ

24時間笑顔でいること

この2つを実践していたんですね。

 

天国言葉というのは斎藤一人さんが幸せになるのに大切なことと教えて

いる8つの末広がりの言葉なんです。

 

とにかくこれを呪文のように暇さえあれば唱えていました。

道を歩いている時も朝起きた時も夜寝る前もとにかく唱えていました。

あの環境に耐える唯一の救いだったんだと思います。

 

笑顔も口角をこれでもかってくらい上げて接客の時はもちろん、歩いている時も

休憩している時もずーっとやり続けました。

 

僕にとって何がよかったかって、この辛い状況だったからこそ

取り入れた新しい習慣が完全に自分のものになったんですね。

 

みんないい言葉使って、笑顔でいると良いってことは何となく知っているんだと

思います。でもそれが習慣を通り越し自分の一部となったのは宝だと思うんです。

もし、こんな環境ではなかったらここまで自分の一部になっていなかったと思います。

 

もう一つの宝物

 

そして、もうひとつ大きな宝を手にすることができました。

先ほどお伝えしたように僕は全く手先がダメでして((+_+))

 

そんな中、毎日リボンをかけたり、包装したりするわけです。

お、思うように手が動かない・・・(;’∀’)

 

教えてくれている子も、呑み込みが悪い俺にどんどん冷たくなる(;´Д`)

できないのに、苦手なのに、そんな時に限ってお客さんがリボンお願いします(^^♪

とか笑顔で言うわけです(笑)

 

それでこっちもかしこまりました。と笑顔で答えるんですが、内心

冷や汗ものです。(;^ω^)

くるなーくるなーと思っていると、くるんですね(笑)

 

でも、お店に僕しかいない日とかありましたから、何とかかんとかやるわけです。

で、遅いし、下手なので他のお客さんが並ぶわけです。

いやー!やめてー!助けてーと心は叫んでいますが、顔は24時間笑顔で

口角はバッチリ上がっていますからね(笑)

 

まぁでも、次第にできるようになっていくんですね。

苦手と思っていたリボンに包装ですが、毎日やっていると

次第にできるようになるんです。

 

今まで1個かけるのが5分近くかかっていたのが、(5分てありえないですよね(笑))

3分くらいでできるようになって次第に1分半くらいにできるようになっていました。

そうどうしようもないくらい手先が動かない僕が周りの器用な女の子と

それほど変わらない時間でできるようになったんです。(^^♪

 

店長なのにこれで喜んでいていいのかって読んでいるあなたは思うかも

しれないけど、本当にものすごい成長だったんでOKとしてください(笑)

 

それで宝物というのはリボンや包装ができるということもあるんですが、

それよりもこういう考え方が腑に落ちたんです。

 

何でも数なんだ。

 

自分に向いているとか、センスがないとかよく言いますよね。

僕もよくいっていました(笑)

 

でもね、この時確信したんです。

数に勝るものはない!

 

確かにセンスってあると思います、最初からできてしまう。こんな人も

いると思います。

でも、できるようになるまでの時間や回数は多く必要かもしれないけれど

数をやれば必ず上達する!!

 

実はセンスない、向いていないっていうと脳は楽なんです。

だって何かにつけてこの言葉を言っていればこれ以上できるように

なるのにその気持ちすら持たなくなってしまうんです。

 

だから、あなたも最初はリサーチに慣れなくて、向いていないなとか

センスないななんて感じてしまうかもしれません。

 

でも、数なんですよね。とにかく数をやろう!この意識になるだけで

大きな成功への一歩を踏み出すことができると思います。

 

僕はこの経験からとにかく数に集中しようと何をやるにでもそういう

心がけをすることができるようになりました。

 

この苦手な物をやる機会がなかったら僕はこの素晴らしい宝物を発見

することはできなかったことでしょう。

きっと神様はそのために僕をこのいばらのプールに招待してくれたんだと思います。

 

もしやのまたしても・・・

 

こうして宝物を得た僕ですが、あともう一つ大きな宝があったんですがそれは

まだこの時には掘り当てていませんでした。

 

その宝物に出会うのはもうちょっと時間がかかったんですが、この宝が

ない状態でお店を運営しているといつまでたってもお店にまとまりが

ない状態が続きました。

 

こんな物だと思えば、そうなのかもしれませんが、やっぱりまとまらないんですね。

そうこうしている内に別スタッフになればまとまるんじゃないかって会社は

考えてくれたんですね。異動となりました。

 

異動先の店舗は今までのあの超アウェイ感とは違ってみんなシフトも協力的で優しいんです。

あーよかった。休めるし、スタッフもいい人たちだし(#^^#)

こんな風に思って過ごしていたんですね。

 

・やっぱり、周りのスタッフに恵まれてなかっただけだ。

・良いスタッフだったら俺もうまくやっていけるな。

 

ようやく上向きだ、ここからはもう、大丈夫なんて思いませんか?

そう思っていました(笑)

しかしこの後起こる悪夢をこの時は知る由もなかったです。

 

ある時Wさんに呼ばれます。

なんだろう?

次のお呼びか何かか、それとも店が好調とかいう話だろうか?(#^^#)

Wさんの口から開口一番、耳を疑う発言が聞こえました。

おまえ、スタッフからの評判悪いぞ。

 

え!?Σ(・□・;)

 

耳を疑いました。え、だって店は回っているし、みんな協力的だし(;´Д`)

 

もう、わけがわかりません。

みんないい顔しているけど、俺のいないところで俺の評価はボコボコだったようです((+_+))

 

この時は人が怖くなりました。

何を信じていいのかわからなくなりました。

 

「店長降格だ!!」

「Yの下で一スタッフとして働け!」

 

何か、目の前がまっくらでその後どうしたのかもよく覚えていないです。

本当にショックな時って落ち込むとかじゃなくて、真っ暗になりますね。

そしてくらくらします。

 

きついって思いますか?僕はきつかったです。

一生懸命やっているだけきついです。接客の本やお店のディスプレイの本を

読んだり勤務時間以外でももっといいお店にって思ってやっていましたから。

 

でも、これも後から思うと天の粋な計らいで、3つ目の宝物を見つけるのに

ベストな場所に呼んでくれたんですね。

 

一体俺はどうしたらいいのか、天は俺に何を教えてくれようとしているんだろう

もし神様というものがいたら教えて欲しい。

 

でも、とにかく腐らずに全てを受け入れるしかない。

すごくショックでしたけど、受け入れるという強さがだいぶ芽生えてきていたんでしょうね。

 

3つ目の宝

 

再びあの悪夢の店長降格となってしまいましたが、神様って本当にバランスをとってくれるんですね。

店長降格となった僕にこの後とても素敵な出会いがありました。

 

短い目でみると一見最悪な出来事なのに少し長い目で見るといいことに転じている

もんなんですね。

 

人間万事塞翁が馬とはいいますが、この時の経験から心からそう思うようになりました。

一スタッフとなった僕ですが、そこの店長さんはまだ23,4歳の女性でした。

 

とにかく速い!動きが速いんです!

何かあるとすぐ自分から動く!

 

すると周りの人間もテキパキとしてくるんですね。学生の子達も非常に生き生きと

働いていました。

 

店長時代にお偉方からはこんなことを言われていました。

 

「自分でやっちゃだめだ。人にやらせろ。」

 

もちろんこれも間違ってはいないと思いますが、彼女を見て思ったのは

まず自分なんだ。スタッフが動かない云々ではなくまず自分が率先して動く。

これなんだ!そう気づかされました。

 

僕はどうしたらこのスタッフがより楽しく働くようになるのか笑顔がよくなるのか

自分で考えて動くようになるのか。こんなことばかり考えてお店運営をしていました。

 

でも彼女と会って思ったのが、スタッフではなくまず自分が動くこと

率先して動くところを周りって見ているんですね。

 

あの人は誰よりも動く、それが信頼につながり、自分もやろうってなるんですね。

やっぱり源は自分なんですね。

この考え方というか生き方は今の僕の中心になっています。

 

まず自分が!

 

このことに気づいたからでしょうか。ケーキ屋さん卒業の声が自分の中でしてきました。

 

新たなスタート

 

わらしべ長者のお話しのように呼ばれるままに動いていると不思議なことにふと自分の中で

そのことはもう終了だなとか次にこうしたことがやりたいというようになっていくん

ですね。

 

感覚的にいうとロールプレイングのゲームみたいにここの

課題をクリアしたから次みたいな感じなわけです。

さて、次はどこにいくのやら(笑)

 

お店でずっと働いているとこんな思いが芽生えて来ました。

自分でお店をやりたい。来てくれる人達が笑顔になれるお店をやりたい。

そんな風に思うようになったんですね。(^^♪

 

他の多くの人と同じようにその環境にずっといた方が楽なんですが、

人からのお呼び、自分の中の閃き、直観、やりたいという思い、

こうしたことを次のステップへのヒントのように生きようと

決めましたから、行かないといけないんです(*’▽’)

 

いきなりすぐというわけではないんですが、直観や思いを元に

行動していくと次にいくところにお呼びがかかります。

 

どこかって?

 

なんとそれはたい焼きやさんでした

 

ある時妻とドライブにいった時のことです、千葉のある田舎町で

急にソフトクリームが食べたくなり、ソフトクリームの旗が目に入って

そのお店に入ることになりました。

 

それでそこがソフトクリームやさんではなくてたい焼きやさんだったんですけど、

すごくお店の雰囲気がよくて、オーナーがスタッフさん、地域の方に

愛されているのがわかる写真なんかもあって、思ったんです。

こういう風な生き方をしたい!

 

その思いの種を心にまくと芽が出てくるんですね。

そのあと数か月すると僕は都内の老舗たい焼きやさんに修行に

入っていました。

自分でもまさかたい焼きやさんで修行するなんて思ってもいませんでした。

しかもこの年で(*’▽’)

 

修業時代

 

こうしてたい焼きやさんの修行に入ったわけですが、

どんな風だと思います?たい焼きやさんの仕事って?

一言でいうと重労働です!

 

たい焼きの生地を小麦粉と水だけで仕上げていくのですが、

生地にしていくには相当な粉を入れるわけです。

泡だて器でまぜていくんですけど、あまりの重さに初日は

手の皮がやぶれて、血豆がいっきにできました

 

やばい!きつすぎる。((+_+))

 

自慢じゃないですが、体力には全く自信がないんです(笑)

周りの先輩方は30㎏もある小豆の袋とか小麦粉の袋とか軽く

持っていますけど、こっちは持つだけでヒーヒーです(≧◇≦)

だから言われるんですよ。

 

遅い!もっと早く!

 

って言われても重たいし、はーはーいっているしみたいな感じで(笑)

でも、大変な日でしたがあの宝があったので乗り越えられたんだと思います。

 

とにかく数!

 

自分の中で絶対にそうなんだって思っていますからとにかく淡々と毎日

を過ごそう、愚痴や泣き言を言わないぞ!

 

そうこうしているとだんだんと無駄な力が抜けてみんなと同じように

作業ができるようになっていったんです。

 

この後も色々とあるんですが、最後には手前味噌ですが、かなり

周りから信頼されるようになって惜しまれて次のステージに行くことに

なったんですね。

次のステージってまだあるんですかってあるんです(笑)

 

何と次は結婚相談所のカウンセラーでした。

友人が向いているということで次のお呼びと思っていったんですけど、

このエピソードについてはメルマガに書きました。